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日本の「LOFT」が15年ぶり香港再上陸 8月に旺角MOKOへ

日本の生活雑貨チェーン「LOFT(ロフト)」が、2026年8月に香港へ戻ってきます。場所は旺角(モンコック)のMOKO新世紀廣場。HK01が2026年7月に報じたところによると、開店は8月下旬で、営業形態は1年間の期間限定店(pop-up)です。LOFTは2011年6月30日に金鐘(アドミラルティ)の店舗を閉じており(The Standard報道)、15年ぶりの再上陸となります。ただし開店の具体的な日付は、2026年8月7日時点でまだ発表されていません。

現時点で分かっていること

報道で確認できるのは、次の点です(2026年8月7日時点)。

  • 開店時期:2026年8月。HK01は「8月下旬」と報じ、The Standardは現地に「Opening in August」と記した仮囲いが出ていると伝えています
  • 場所:旺角のMOKO新世紀廣場(住所は旺角太子道西193號、運営は新鴻基地產=Sun Hung Kai Properties。MOKO公式サイト)
  • 営業形態:1年間の期間限定店(HK01報道)
  • 香港側の運営:代理店のYAICHI集團(創始人兼主席は羅盛昌氏)。The Standardによれば、同社は日本の3COINSも香港で手がけています

日本のメーカー本体が直接出店するのではなく、香港側の代理店が招き入れる形です。HK01は、羅盛昌氏の「LOFTは誠意を持って戻ってきた」という趣旨のコメントと、株式会社ロフトの水野貴思氏による「日本の最新のトレンドを感じられる商品を届けたい」という趣旨のコメントを伝えています。

まだ発表されていないこと

一方で、読者が知りたいところほど未確定です。開店の具体的な日付は未発表で、営業の終了時期も示されていません。「1年後に常設店になるのか」についても、常設化を検討しているといった説明は、確認できた報道の範囲では見当たりません。

なお「1年間の期間限定店」と明記しているのはHK01などで、The Standardは営業期間に触れず、同店を「香港1号店」と表現しています。この点は報道の間で足並みがそろっていない点に留意が必要です。

日本国内と同じ価格帯・品揃えになるのか、日本のロフトネットストアの香港向け配送とどう関係するのかも、現時点ではどの報道にも記載がありません。MOKO公式サイトのショップ一覧にも、2026年8月7日時点でLOFTの掲載はありません。訪問の予定を立てるなら、MOKOや運営側の告知が出てからにするのが確実です。

扱うのは5つのカテゴリー

HK01によると、取り扱いは「五大核心品類」として次の5分野です。

  1. 健康・美容(健康與美妝產品)
  2. 家まわりの雑貨(創意家居生活)
  3. 日本の厳選食品(日本精選食品)
  4. 文具・紙製品(文具與經典紙品)
  5. 季節限定のギフト(時令獨特禮品)

個別の取扱商品や価格帯は、2026年8月7日時点では公表されていません。それでも、一時帰国のたびにまとめ買いをしたり、越境ECの送料を払ったりしてきた方にとって、九龍側の生活圏でこれらの分野をまとめて見られる場所ができる意味は小さくないはずです。九龍塘・何文田・太子あたりにお住まいなら、生活圏の中に収まる立地です。

なぜ旺角で、なぜ1年なのか

1990年の香港1号店は、金鐘の太古廣場(Pacific Place)でした(The Standard報道)。高級モールとオフィス街という一等地です。それに対して今回のMOKOは、地元客とファミリー層が中心のローカル商圏モール。観光客が集まる場所ではなく、生活圏を選んだ形になります。

しかも常設ではなく1年の期間限定(HK01報道)で、運営は本体ではなく香港の代理店です。「代理店方式 × 期間限定 × ローカル商圏」という組み合わせは、日本ブランドが香港市場をどう測っているかを示す一例で、香港で小売・消費財を扱う日系企業には参入形態の参考になります。反応が見えてくるのは、開店から数カ月後でしょう。

背景にある香港小売の「まだら模様」

政府統計処(Census and Statistics Department)が2026年8月4日に発表した速報値によると、2026年6月の小売売上高総額は315億香港ドルで前年同月比+4.6%、14カ月連続の増加です。うちオンライン販売は30億香港ドルで+11.6%(小売総額の9.4%)。2026年上半期でみると、総額が+9.6%、オンラインが+27.7%でした。

ただし内訳は一様ではなく、百貨店は前年同月比−4.2%と減少しています。全体は伸びているのに百貨店は縮む——そうした市況の中で、ライフスタイル雑貨のような専門業態にはまだ余地がある、という読み方もできます。なお統計は速報値で、後に改定されることがあります。

15年前の撤退と、いまのロフト

The Standardによれば、LOFTは1990年に香港へ進出し、金鐘の西武(Seibu)アドミラルティ店の閉店に合わせて2011年6月30日に店を閉じました。同紙は、1994年に銅鑼灣のThe Park Lane Hong Kongにも出店したものの、短期間で閉店したとも伝えています。

現在の株式会社ロフトは、公式の会社概要によると2026年5月末時点で国内が直営158店・FC27店、海外が直営3店・FC3店の計191店。2026年2月期の売上高は1,371億円です。また、主要株主である株式会社ヨーク・ホールディングス(傘下に29社)については、2025年3月6日にBain Capitalがセブン&アイ・ホールディングスから取得することで合意したと発表されています。ただし、この資本の動きと今回の香港再進出を結び付ける説明は、当事者からは出ていません。

まとめ

確定しているのは「2026年8月・旺角MOKO」まで。開店日、営業期間の終わり、常設化の可否、日本と同じ価格で買えるのかは、2026年8月7日時点でいずれも未発表です。買い物の予定を組むなら、MOKOや運営側の開店告知が出てからでも遅くありません。

小売統計や店舗数などの数値は時点によって変わりますので、最新の情報は政府統計処やロフト公式など一次情報でご確認ください。

出典

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