【ニュースの要点】
香港政府観光局(香港旅遊發展局、Hong Kong Tourism Board=HKTB)は2026年8月28日、中秋節に合わせた新しい大型イベント「國際中秋綵燈匯」(綵燈=飾り提灯・ランタンの意。英語名 International Lantern Spectacular)を、2026年9月17日から27日まで銅鑼灣(コーズウェイベイ)のビクトリア公園で初開催すると発表しました。入場は無料、点灯時間は18時30分〜23時で、2026年の中秋節にあたる9月25日(金)だけは24時まで延長されます(観光局の公式イベントページ、2026年9月時点)。展示は区画ごとに分かれ、20の国・地域から集めた国際提灯だけで3000基を超えます。イベントのテーマは「團圓」(家族の団らん・再会)です。
入場無料・18時30分〜23時、9月25日は24時まで
観光局の公式イベントページに記載されている実務情報は次のとおりです(2026年9月時点)。
- 入場料:無料(Free Admission)
- 点灯時間:18時30分〜23時。中秋節当日の9月25日のみ24時まで延長
- 会場:ビクトリア公園(Victoria Park, 1 Hing Fat Street, Causeway Bay)
- 会期:9月17〜27日。ただし「世界綵燈大街」(World Lantern Boulevard)と「香港綵燈庭」(Hong Kong Lantern Galleria)の2区画は10月4日まで続きます
- 9月17〜20日には、観光局が保良局と協働する月餅の販売ブースも出ます
展示の内訳——国際提灯3000基超に、香港と南京の提灯が加わる
提灯の数は区画ごとに分かれています。発表資料によると、「世界綵燈大街」に並ぶのは20の国・地域から集めた特色ある提灯で、これだけで3000基を超えます。別区画の「香港綵燈庭」には、香港の伝統的な手作り提灯(手紮花燈)が400基以上。さらに、中国・南京の秦淮(しんわい)地区に伝わる伝統提灯の職人チームが、このイベントのために制作した巨型提灯4組が加わります。
4組のうち最大の目玉が、公園正門に置かれる高さ8メートルの「樹影流光」(木々の影に流れる光、の意)です。香港を象徴する樹木であるガジュマル(大榕樹)をかたどっています。ほかに「魚戲荷間」(蓮の間で魚が戯れる、の意)、「魚躍龍門」(鯉が竜門を跳ぶ、の意)、蓮池に高さ7メートルの巨大な月が浮かぶ「荷塘月色」(蓮池を照らす月あかり、の意)が並びます。
「初開催」なのはどちらか——同じ公園で別のランタン祭も並行
ここは混同しやすいので整理しておきます。ビクトリア公園では、レジャー・文化事務署(康楽及文化事務署、Leisure and Cultural Services Department=LCSD。公園・図書館・文化施設を所管する香港政府の部局)が主催する中秋ランタン祭り「丙午年中秋綵燈會」(英語名 Mid-Autumn Lantern Carnival 2026)も、同時期に同じ会場で並行開催されます。観光局の発表資料にその旨が明記されており、公式サイトでも両者は主催者の異なる別イベントとして掲載されています。こちらも会期は9月17〜27日、入場無料、点灯は18時30分〜23時で、9月25日は24時まで延長です(2026年9月時点)。
発表資料で「首屆」(第1回)と記されているのは観光局の「國際中秋綵燈匯」だけで、「中秋綵燈會」についてそうした記述はありません。つまり初開催なのは観光局の新企画のほうで、「中秋綵燈會」が今年から始まったわけでも、名前が変わったわけでもありません。2つの企画が運営面でどうつながっているのかは発表資料からは判別できませんが(2026年9月時点)、会場は同じなので現地では続けて両方を楽しめそうです。
中秋節前後は周辺エリアの行事も重なる
発表資料は、9月24〜26日に銅鑼灣に隣接する大坑(タイハン)エリアで行われる伝統行事「大坑舞火龍」(Tai Hang Fire Dragon Dance)にも触れています。全長67メートルの龍に1万2000本の線香を挿し、担ぎ手が大坑の路地を練り歩く行事です。大坑はビクトリア公園から徒歩圏にあり、中秋節前後は会場周辺の混雑が見込まれます。時間帯をずらす・公共交通を使うなど、余裕をもった予定がおすすめです。
なお、観光局がこのイベントを立ち上げた経緯や、予算規模・集客目標は発表資料に示されていません(2026年9月時点)。
まとめ
「國際中秋綵燈匯」は9月17日から27日までビクトリア公園で開かれる初開催のイベントで、20の国・地域の提灯3000基超に、香港の手作り提灯400基超と南京・秦淮の巨型提灯4組が加わります。入場は無料、点灯は18時30分〜23時で、中秋節当日の9月25日は24時までです。同じ会場で並行する康文署の「中秋綵燈會」とは別のイベントである点を押さえておけば、家族や来客への案内でも混乱しません。時間や運営内容は変更されうるため、最新は観光局の公式イベントページで確認してください。
出典
- 香港政府観光局(香港旅遊發展局)プレスリリース「連串節慶今個九月精彩上演 誠邀旅客歡度獨具香港特色的中秋節」(2026年8月28日、GlobeNewswire配信)(2026年9月5日閲覧)
- 香港政府観光局 公式サイト DiscoverHongKong「International Lantern Spectacular」(2026年9月5日閲覧)
- 香港政府観光局 公式サイト DiscoverHongKong「Mid-Autumn Lantern Carnival 2026」(2026年9月5日閲覧)
- 香港特別行政区政府 GovHK「General Holidays for 2026」(2026年9月5日閲覧)

