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香港で世界フェンシング選手権が開幕 7月22〜30日、日本代表も出場

【ニュースの要点】

国際フェンシング連盟(FIE)のシニア世界フェンシング選手権「Kerry Fencing World Championships 2026 Hong Kong, China」が、2026年7月22日(水)から30日(木)までの9日間、香港・大嶼山のアジアワールドエキスポ(AsiaWorld-Expo/亞洲國際博覽館)で開かれます(大会公式サイト、2026年7月時点)。

規模は114か国・地域、1,456選手。フルーレ・エペ・サーブルの3種目に男女の個人・団体を掛けた計12種目の世界一が決まります(FIE大会ページ、2026年7月22日取得時点)。世界選手権の香港開催は初めてと報じられており(〔The Standard〕、〔South China Morning Post(SCMP)〕の報道、いずれも2026年7月22日閲覧)、在住者にとっては「行こうと思えば行ける距離」で世界最高峰の試合が9日間続くことになります。

大会の概要と日程

主催は中國香港劍撃總會(Fencing Association of Hong Kong, China)、交通パートナーは港鐵(MTR)です。香港政府の大型スポーツイベント委員会(Major Sports Events Committee)が認定する「M」マーク(M Mark)のイベントでもあります(大会公式サイトおよび公式プレスリリース、2026年7月時点)。競技会場は同施設内の AsiaWorld-Arena Hall 1 です(会場ページ、2026年7月時点)。

日程は次のように組まれています(公式スケジュール、2026年7月22日取得時点)。

  • 7月22〜24日:個人種目の予選プールと、ベスト64までの予選トーナメント(午前中心)
  • 7月25〜27日:個人種目のベスト64以降。準決勝・決勝は各日18:00前後から
  • 7月28〜30日:団体戦。決勝は28日18:45、29日18:00、30日18:00から
  • 開会式は7月25日18:00、閉会式は7月30日17:00

注意したいのは、開会式が初日ではなく4日目の7月25日である点です。開会式を目当てに22日へ足を運ぶと、実際に見られるのは予選ラウンドになります。

読みどころ:地元・香港の世界王者と、日本代表

香港代表は24人が出場します(大会公式プレスリリース、〔SCMP〕2026年7月21日報道)。なかでも蔡俊彥(Ryan Choi Chun-yin)は、SCMPの同報道によれば男子フルーレの前回大会覇者(ディフェンディングチャンピオン)で、世界ランキング2位。上位16位以内のため予選を免除され、本戦のベスト64から登場します。地元でのタイトル防衛戦という構図です。

同じ男子フルーレには、五輪の同種目で2度の金メダルを獲得した張家朗(Cheung Ka-long)も出場します(同報道)。女子エペでは Kaylin Hsieh Sin-yan が世界13位として本戦から登場します。香港ではフェンシングが五輪や世界選手権で実績を重ねてきた競技で、この数人の名前を知っておくと現地のニュースや会話にも入りやすくなります。

なお、香港の女子エペで知られる江旻憓(Vivian Kong Man-wai)は、FIEの女子エペ個人エントリーリストに名前がなく、今大会に選手としての出場はありません(2026年7月22日取得時点)。

日本代表も同じ会場に

日本勢の出場もFIEの公式エントリーリストで確認できます(2026年7月22日取得時点。FIEの表記はローマ字のみのため、以下も同表記に従います)。男子エペ個人(エントリー232人)には世界ランキング1位の KANO Koki、女子フルーレ個人(132人)には3位の UENO Yuka が入り、男子フルーレ個人(172人)にも4人がエントリーしています。

男子フルーレ団体では香港が世界ランキング3位、日本が5位です。同種目の団体戦は7月28日ですが、対戦の組み合わせは確定していないため、香港対日本が実現するかは分かりません。それでも、時差なしで日本代表を現地観戦できる機会は、在住の日本人にとって大きな魅力でしょう。

背景:メガイベント誘致と、香港のフェンシング

香港はコロナ後、観光や消費のてこ入れとして国際的な大型イベントの誘致を政策的に進めてきました。「M」マーク制度もその一環です。ハード面では近年、啓徳スタジアム(Kai Tak Stadium)が開業しましたが、今大会の会場は空港に隣接する大型展示施設のアジアワールドエキスポです。

香港でフェンシングへの関心が高い理由は、近年の成績にあります。男子フルーレは、五輪で2度の金メダルを獲得した張家朗と、前回大会を制した蔡俊彥をそろって擁する種目です(〔SCMP〕2026年7月21日報道)。地元開催の世界選手権は、その延長線上にあります。

さらに香港ジョッキークラブ(The Hong Kong Jockey Club)がオフィシャル・コミュニティパートナーに就任し、通年の「Jockey Club Fencing Community Programme」を実施しています。大会期間中は体験ワークショップとVRブースが設けられ、市民への無料招待券の配布も行うと報じられています(〔The Standard〕、2026年7月22日閲覧)。実施場所・時間・参加条件は同記事に記載がなく、現地や主催者の案内での確認が必要です。

観に行くなら(2026年7月時点で確認できる範囲)

  • セッションの選び方:決勝の熱気を味わうなら個人は7月25〜27日、団体は7月28〜30日の夕方以降。多くの選手を見たいなら、予選が進む午前が向きます。
  • チケット:大会公式サイトの「Tickets」から、オフィシャルパートナーであるKlookの販売ページに進みます。価格・席種・残席は本記事執筆時点で確認できていないため、必ず販売ページでご確認ください。
  • アクセス:最寄りは機場快線(Airport Express)の博覽館駅(AsiaWorld-Expo)で、会場に隣接しています。運賃・所要時間・当日の運行状況は港鐵(MTR)公式でご確認ください。
  • 行けない場合:FIEは公式配信の Fencing TV を案内しています(2026年7月22日取得時点)。日本国内向けの放送・配信の有無は確認できていません。
  • 子ども連れなら:種目別の公式マスコット(フルーレ=Max the Hedgehog、エペ=Ollie the Oryx、サーブル=Finn the Swordfish)がいます(大会公式サイト、2026年7月時点)。

会社で共有するなら、会期と決勝日程を押さえておくと夏休み期間の社員・家族向け案内の材料になります。

まとめ

世界フェンシング選手権2026は、7月22日から30日までの9日間、アジアワールドエキスポで開かれます。114か国・地域から1,456選手が集まり、12種目の世界一が決まります。地元・香港には前回大会の世界王者と五輪で2度金メダルを獲得した選手がそろい、日本からも世界ランキング上位の選手が来ています。ルールに詳しくなくても、自分の住む街で世界選手権が開かれているという体験そのものが、香港の夏の記憶になるはずです。

チケット・日程・交通は変更される可能性があります。最新の情報は大会公式サイト・FIE公式・港鐵(MTR)公式でご確認ください。

出典リンク

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